なんがでっきょんな?

雑記以外のなにものでもない



僕たちは「本当に住んで幸せな街」に住んでいるのだろうか?

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大学でまちづくりについて勉強してので
タイトルに惹かれて「本当に住んで幸せな街」を読んでしまいました。

こんな人におすすめしたい

・まちづくりに興味がある人
・大学で観光やまちづくりを勉強している人
・東京に住んでいる人

本の内容

内容としては全国の街をHOME'S総研が作った独自の指標で評価し、ランキングをつけていくものという内容です。
その独自の指標というのがセンシュアス度というもの。

どのような指標で街を評価するの?


この本では街を関係性の4項目と身体性の4項目で分類しています。さらに1項目に4つのアクティビティを用意し、合計で32のファクターによって街を評価しているのです。

関係性4項目

◯共同体に属している
・お寺や神社にお参りした
・地域のボランティアやチャリティに参加した
・馴染みの飲み屋で店主や常連客と盛り上がった
・買い物途中で店の人や他の客と会話を楽しんだ

◯匿名性がある
・カフェやバーで一人の時間を楽しんだ
・平日の昼間から外で酒を飲んだ
・夜の盛り場でハメを外して遊んだ
・不倫のデートをした

◯ロマンスがある
・デートをした
・ナンパした/された
・路上でキスした
・素敵な異性に見とれた

◯機会がある
・刺激的で面白い人が集まるイベント・パーティーに参加した
・ためになるイベントやセミナー・市民活動に参加した
・コンサート、クラブ、演劇、美術館などのイベントで興奮・感動した
・友人・知人のネットワークで仕事を紹介された・した


身体性4項目

◯食文化が豊か
・庶民的な店で旨い料理やお酒を楽しんだ
・地元で採れる食材を使った料理を食べた
・地酒、ビールなど地元で作られるお酒を楽しんだ
・ミシュランや食べログの評価の高いレストランで食事した

◯街を感じる
・街の風景をゆっくり眺めた
・公園や路上で演奏やパフォーマンスをする人をみた
・活気のある街の喧騒を楽しんだ
・商店街や飲食店から美味しそうな匂いが漂ってきた

◯自然を感じる
・木陰で心地よい風を感じた
・公園や水辺で緑や水に直接触れた
・美しい青空や夕焼け・朝やけを見た
・空気が美味しくて深呼吸した

◯歩ける
・通りで遊ぶ子供たちの声を聞いた
・外で思い切り体を動かして汗をかいた
・家族と手をつないだ
・遠回り、寄り道していつも歩かない道を歩いた



とこんな感じです。おいおい、と言いたくなるものもありますが、中々面白い評価軸のようにも思えてしまいます。これらが、街を評価する基準であり「本当に住んで幸せな街」を定める根拠になるようです。


センシュアスな街ランキング

総合ランキングは以下のように公表されていました

1東京都文京区
2大阪市北区
3東京都武蔵野区
4東京都目黒区
5大阪市西区
6東京都台東区
7大阪市中央区
8金沢市
9東京都品川区
10東京都港区

いや!東京都と大阪しかないやないかい!と言いたいところですが、それよりなにより東京だけ細分化しすぎでしょう。


しかし、唯一地方でランクインしている金沢市は行ったことがありますが、確かにいい街でした。もう一度行きたいなと思っています。

でもこのランキングの結果は直感的に腑に落ちない人が多いだろうなーと思います。本書の中でさらにランキングを分析したり、各項目別のランキングも掲載されており、気になる人は本を手に取ってみてほしいと思います。

感想

とても面白い試みだと感じましたが、直感的に腑に落ちないものでした。実際、街の魅力なんて数値化できない部分があるはずです(そう言ってしまうとこの著者の取り組みの腰をおるようですが)

あと、項目の中のアクティビティーに不倫とか、ミシュランや食べログの高評価の店・・・とかが評価対象になっている点に疑問を感じました。「住んで幸せな街」において不倫は幸せを運んでくれる存在なのだろうか・・・(むしろ関わった人間は大抵不幸になる気がする)ミシュランや食べログに評価されている店が本当に美味しいとも限らないでしょう。そんな突っ込みどころを残した面白い存在だとは思いますが。



おすすめ度:50/100
読みやすさ:50/100
東京度:70/100