なんがでっきょんな?

雑記以外のなにものでもない



読書論についての、おすすめの3冊

本を読む本

ポイント
◯内容が重い
◯レベルの高い読書法を紹介
◯上級者向けの本

正直、少し重いと感じる内容。読書に対してストイックすぎる作者が書いている。

ストイックな本の読み方を勧めていて、読書初心者が「ハウツー本」として読むには荷が重すぎる。そんな自分を追い詰めた読書は勘弁してもらいたい。
もしこの本が言うような読み方ができるようになったら一流の読書家を名乗っても良いだろうレベル。

具体的に、レベルは「研究者」に求められる読書レベル。一方、この本の「小説の読み方」に関しては「ちょっと違った読書を楽しみたい」という層にもおすすめできそう。ただこの本の内容がある程度理解できる時点で、既にそれなりの読書家であるとも言えるんだろうけどね・・・。

読書と日本人

ポイント
◯読書補というよりは読書の歴史の本
◯内容は比較的読みやすい
◯読書そのもに興味がある人にオススメ


これはジャンルで言えば歴史の本。読書史について書かれている。

日本人が本を読みだして〜一般大衆に読書が広まるまで〜現代、に渡る「読書史」なるものについてが解説されている。その時代の背景や「作品」から、その時代の「読書」についてが書かれている。本が好きな人にとっては面白い内容なのではと思う。


この本の読書史の中で、資本主義が及ぼす読書への影響にも触れている。その内容から「良い本」というものがどこに隠れているか、人々の前から消えつつあるのかが、分かるはずだ。


あと、最近よく言われる「若者の活字離れ」にも触れてたりする。著者はその点について寛容な、泰然自若的な立場をとっている。それとも、「諦め」を感じているのだろうか?

読書について

ポイント
◯ドイツがメインの内容
◯新書を批判している
◯資本主義的な現代の本について警鐘を鳴らしている

>>ドイツはその他の国でも、現在文学が悲惨をきわめているが、その禍根は著作による金銭獲得にある。金銭の必要な者はだれでも机に向かって本を書く。民衆は愚かにもそれを買う。このような現象に伴ってまた言語が墜落する<<


非常に難しい事言ってるなあ。って言いたいところだけど。確かに最近は流行りに乗ってとにかく書きましたって本が多いのも事実。

特に新書、をめちゃくちゃに批判している。一方で古典を非常に推している。資本主義が読書の世界に広まり、売るために書かれた本が増える中で、古典を手に取る意味はあるはずだ。

先に紹介した「読書と日本人」と併せて読むと、この本の著者の言いたいことがより理解できる

この本の前半部分は「読書について」ではなく、他の二篇が書かれている。主にドイツの物書きの文体の乱れを憂うような内容だ。しかし、僕もブログで文章を書いている身なので、参考になる点や耳の痛くなる指摘が幾つかあった。

まとめ

結論、「古典をじっくりと読む」のが「良いの読書」のみたいだ。